マクロな視点
写真:今朝のお散歩で
月曜日は、恵比寿のアカデミーでミーティングがありました。
アシスタント、スタッフ、講師などが総結集!
個々では会っていても、皆さんが集まるのはめったにないことなのです。
議題はこれからの活動についてだったり、より質の良いクラスを作っていく具体的な案だったり、色々と中身の濃い話合いが行われました。
そして!スペシャルゲストとして、アメリカからいらしていた久司ハルオ氏(久司道夫氏のご子息)のお話を伺うことができました。
ハルオさんは医師であり、マクロビオティックのリーダーでもあります。
彼が小さい頃、アメリカは経済がどんどん発展して消費・商業社会に向かっている時で、
自分の家族のマクロビオティックというライフスタイルは周りの人から「奇妙なことをしているな~」と、思われていたそうです。
ガンの予防医学や栄養学のエキスパートでもある彼の貴重なお話は、どれもウンウンと深くうなづくものばかり。
その中でも、特に印象に残った話がありました。
・・・・・
彼がハーバードに行きつつボストンでマクロを教えていた時、
「よく片足ずつ違うことができるね」といったようなことを言われたようです。
でも、彼は大きな視野で見れば両方同じだと言ったそうです。
・・・・・
最新医療も、栄養学も、マクロビオティックの食事も、
「人を良くしていくこと、そして社会も環境も人も健康にしていくこと」
アプローチは違えど、大きく見れば同じ方向を向いて歩んでいることなのですよね。
個人的な話ですが、私の彼は広告代理店で働いています。
周りの人たちからは、
「かたや大量消費を促し、かたや自然の調和を訴えている・・・真逆のカップルだね。」
と言われたりします。
私が楽観のポジティブ主義なのか、一度もそう思ったことはありません。
二人とも「よりよい世界を目指して」お互いの道を歩んでいるだけだと思うのです。
話をしていると、たくさんの共通点があることに気づきます。
物事の本質を探っていくこと、人を良くして世界も良くしていこうとするところ、・・・
彼は私が持っているロハス系の雑誌などを見て、作品のヒントを見つけたりします。
私は彼が持ってきたニューヨークタイムズなどの記事を見て、世界の食事情や健康に関してあらゆる角度からの見方を学びます。
マクロビオティックのライフスタイルを始めると、
「今までの生活や食べ物とは全く違うもの」と位置づけてしまって、別世界のものにしてしまいがちな時もあるかもしれません。
でも、「マクロビオティック」という言葉は使っていなくても、より良いライフスタイルを願って行われているイベントやNPOの活動、政府や企業の動きなどはたくさんありますよね。
医学界や栄養学の世界でも、同じような食事を勧めていたりすることもあります。
大きなものでなくても、少人数の活動だったらなおさらたくさん行われているはずです。
そんなことにも是非耳を傾けていきたいものです。
そしてその動きが大きなものになって、人が、社会が、世界がよくなっていけばいいなと思いました。
写真は散歩で行く神社で撮りました。
見上げた空に上に伸びゆく木々があると、空に流れる血管のように見えるのは、私だけ???
- [2007/12/19 17:44]
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コメント
素敵な関係ですね、お互いにお互いの良さを感じられて、感謝できる事って、本当に素敵だと思います。
自然の中で暮らしたい(将来の理想とうしては、ありますけど)とか、都会の喧騒が辛くなったり、マクロビオティックのライフスタイルって、何だろうと考えたりすることもありました。
でも最近、場所や、職種、などの、外的な要因でなく、自分自身しだいなのでは、と感じるんです。
都内で眺める月も、空も、紅葉も、とてもきれいな姿を見せてくれます。
いろんなことを気付かせてくれます。
都会にいても、自然に触れ感謝できる機会は沢山あるし、時には足を外へと運ぶ事だって出来ますもんね。
マクロビオティックと関連のない業種についていますが、マクロビオティックの視点から見ると、学ぶことが沢山あるんだと、そして自分に出来ることを見つけ、きちんとすること。
この時期、私の働く会社では、ボランティア活動があります。私は老人ホームのお掃除に今回行ってきました。
そんな機会を会社を通じてもてたことも、感謝でした。
いろんなところに、箱は沢山あるんだと思います、大切なのは、そこに箱があることを気付けて、あけられることなのかな、そんな風に感じました。
komoKonさん
コメントありがとうございます!
komoKonさんのお気持ち、同感です。
マクロのライフスタイルは自分自身が主役であることを忘れてはいけないと思います。なるべく自然に近い方が良いんだ、と、頭だけで何でもかんでも行動しているといつか自分のリアルな状態や気持ちとの間にギャップが生まれることもありますよね。
箱に気付く、箱を開ける、ちょっとした勇気を持って面倒を乗り越えて、自分や現状と向き合ってチャレンジを楽しみたいものです♪
素晴らしいご意見をありがとうございました!!!
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