アイスランド その2 

407926_10152412124525253_767294798_n_20130110054240.jpg
394784_10152412124580253_1046147490_n.jpgdownload-170.jpg






アイスランドでの大きな目的の一つは主人の友達に会う事でした。
アイスランド人のスベンは大学院からニューヨークに住んでいて
主人と同じ会社で働いていました。
スベンとはアート、歴史、政治、経済など、あらゆるジャンルで議論したらしく
主人がとても影響を受けた友達の一人です。
今は仕事の傍ら映画監督を目指して活動中!
すでにいくつか映画を撮っているようです。




クリスマスホリデーを利用して実家に帰っているスベンが
彼のお父様と一緒にアイスランドの首都:レイキャビークの街を
案内してくれました。
スベンのお父様はアイスランドではとても有名な建築家です。
ちなみにスベンのお爺様はアイスランドの元大統領。
芸術に政治に、多方面でご活躍なファミリーです。




上の大きな写真はスベンパパの代表作品「The Pearl」という温水貯水施設。
両端の大きな丸い筒状の建物はタンクになっていて、
地下からくみ上げた90度以上の熱水を貯めて
ここからレイキャビークの各家庭に送られています。
アイスランドの多くの家庭では暖房にこの温泉水を使っていて、
お風呂の水は水道水ではなく温泉水だったりするのです!!!
なんと羨ましい〜♪




この建物の暖房も全てこの熱水でまかなわれています。
左下の写真、主人の後ろの窓枠は中が空洞になっていて
そこを温泉水が流れて室内を温めています。
エアコンの暖房と違って乾燥しませんし、じんわり温かかったです。




建築のことは全くシロウトですが、素晴らしい建築は
その場の自然環境と調和し人間の暮らし方や
エネルギーのことまで考えられて建てられているんだなと思いました。
約20年前に建てられたこの建物、
エコな考えはその頃から普通にあったのですね。




右下の写真もスベンパパの作品の一つ。
この他にも大きなフラットやオフィスなど街にはたくさんの作品がありました。
写真は撮れませんでしたが、ご自宅は安藤忠雄の地中美術館を思わせる
素敵なおうちでした!
「安藤忠雄を思い出した」と言ったら
「彼のアイデアを盗んだんだよ」と言ってお茶目に笑っていました。
安藤忠雄は世界の建築家の中でも一目置かれているようです。





ご自宅は国の文化遺産に登録されていて、
皮肉にも自分の作品でありながら家の修復やリフォームは勝手にできず
国からの許可が必要。
「自分で建てた家なのに、気を使って住まなきゃいけないんだ」と
苦笑いしていました。




夜になってスベンパパと別れた後、
夜になってから私たちはまたThe Pearlに戻ってきました。
この日は大晦日、アイスランドでは新年のカウントダウンの時に
街の人々が大量の花火を打ち上げるのです!
The Pearlは高台にある為、街を一望できます。
普通の家庭でこんな花火を打ち上げて大丈夫なの?と思うくらい、
日本の花火大会で見る花火の少し小さいバージョンの花火を
街のあちこちから打ち上げます。




年末に向けて花火屋さんは大忙しらしく、
街角にはプレハブ建ての臨時花火屋さんも登場していました。
花火の様子は動画に撮ったので次回の記事でアップしたいと思います!





突然ですが、明日から日本に行きます〜♪
友人の結婚式に参列する為、つかの間の一時帰国です。
日本の冬、楽しみだーーーーー!!!






アイスランド その1 

400042_10152412124160253_1995026145_n.jpg
47754_10152412125035253_320535750_n.jpgdownload-166.jpg





記憶に新しい2010年にアイスランドの火山が噴火して
ヨーロッパ全域に渡って飛行ルートに影響を与えた出来事が表しているように、
アイスランドは日本と同様、火山国です。




ということは、温泉天国でもあります!
上の写真は世界最大の露天温泉、ブルーラグーン。
この日は雪が降った次の日で、周りの雪景色と、空と、
温泉の水色がかった乳白色が全てつながったような一体感があって
とってもキレイでした!!!




この日の外気温は2度、しかも強風が吹いていたので
体感気温はもっと低かったように思います。
顔だけ出して体はすっぽり温泉に。
私はすぐにのぼせる方なのですが、外が寒かったせいか
約1時間も気持ちよく入っていられました♪
このお湯にはシリカという基礎化粧品にも使われている成分が含まれていて
美肌効果があると言われています。
私も温泉の端にあった白い泥パックを塗ってみました!
なるほど、しっとりすべすべ〜♪パックが半分凍っています。。。
542124_10152412124225253_1635391630_n.jpg




ここは地熱発電所がくみ上げた温水を再利用しているのです。
なので、温泉施設は副産物。
こういうシステムって素敵ですよね〜!
アイスランドの電力は水力と地熱でまかなわれています。
(写真左下の巨大な滝が象徴しているように、豊かな水もあります)
火力も原子力も使いません。
水と地熱に恵まれた環境を最大限に利用しているのです。
同じような環境の日本でも、新しい発電の形にぜひぜひ採用してもらいたい!!!




アイスランドの地熱水利用は温泉に限らず、
なんと野菜の栽培にも利用されています。
アイスランドは冬の日照時間が極端に少なく、また一年中で気温が低い為
特に野菜や穀物の食料自給率が低かったのですが、
地熱利用のグリーンハウスで自給率を上げようとしています。
右下の写真はトマトのハウス栽培農家を訪れた時のもの。
ちなみにこの時すでに朝10時を過ぎていますが、外はまだ真っ暗です。。。
太陽の代わりにライトを当てています。
ライトも気温を保つ為の暖房も地下からの温泉でまかなわれています。





この農家さんは主にトマトときゅうりを栽培していました。
彼に農薬や化学肥料の質問をしてみました、どちらも不使用で
アイスランドの農業では基本的に土壌を汚すような化学的なものは
使わないことになっていると言っていました。
「野菜にあげる水にミネラルを添加しているので厳密には
オーガニックとは言えないけど、薬やケミカルは一切使ってないよ」
と、自信を持っておっしゃっていました。
アイスランド産の食材はオーガニックのものが豊富で、
私たちが宿泊したホテルでもオーガニック食材を率先して使っていました。
自然にも人間にも負担が少ない農業、これからも続いていってほしい!!!




ゴールデンサークルと呼ばれる自然を巡るツアーに参加した時に
ここのグリーンハウスにも立ち寄りました。
アイスランドでは2008年の金融危機で大きな打撃を受けて以来
観光に力を入れているようで、世界に誇れる温泉などの天然資源や
ピュアな自然を利用したオーガニック関連のものを紹介して
世界から集まる観光客を魅了しているようです。
主人の友達のアイスランド人:スベンは
「ここ5年くらいで一気に人口も増えて、
街を歩くと観光客ばかりで正直戸惑う。」と言っていました。





美しいアイスランドの記事、また次回に続きます!