妊娠、出産、子育ての記録3 

20150304004100678.jpg




妊娠期のことについて、マクロビオティックの視点から
今回はメンタル面やボディケアについても触れようと思います。
私が経験してみて妊娠中にやっておいてよかったこと、
そしてやっておけばよかったものも。



メンタル面の心がけで最も大切にしていたのは
「自己観照:セルフリフレクション」をすることです。
これは妊娠&出産というイベントに関わらず、いつも心にとめています。
できてない時も多々ありますが・・・だからこそ気をつけていることです。
妊娠&出産という未知であり初めての経験をしていく過程で
時に外からの情報や他人との比較で脳を占領されて
現実が見えなくなってしまうことがありました。



そんな時は自分で自分を客観的にみつめること、
あるがままの姿を眺めること、
そうすることでリアルな感覚がつかめて
冷静な判断ができるようになり、
その上でマクロの知識も有効的に役立てられたと思います。



こと妊娠&出産に関しては、ベストを尽くしたいと思うママは多いはず。
「努力してきたのに、こんな結果のはずはない」
「正しくありたい」「期待してたのと違う」等々の思いから
現実を冷静に受け入れず、自分が苦しくなってしまうこともあります。
そしてやみくもに自分を責めたりしがち。



私もつわりで辛かった時に
「私が悪いんだ、、、」
「あんなに食事にも生活習慣にも気をつけてきたのに・・・」と、
落ち込んだことがありました。
いつもサポートしてくれている主人に
「自分をただ被害者にして、さらに責めても意味がない」と、言われて
ハっと我に帰ったのを覚えています。



子育てにおいても
「私がいけなかったのかな」
「○○ちゃんはいいな」など
自分を責めたり、時に他人と比較して
羨望の想いだけが一人歩きしてしまったりすることがあります。



つわりや不調があってもそれ自体を良い/悪い判断することではないし、
原因は自分ではどうにもできないことかもしれない。
大切なのは自己を冷静にみつめることで気づきを得て、何かを学んで
冷静な判断力を働かせ、今後の大きなトラブルにつながらないように
進んでいくことだと思うのです。
医療や次のステップに行く前にできることって結構あるのでは。



そしてボディケア。自分でやってみて有効だったものを挙げたいと思います。
ーみつろうクリーム
 こちらのブログでも何度か紹介している、手作りのみつろうクリーム。
 妊娠初期から出産まで、お腹周りと腰や太ももなど
 肌が伸びそうな部分に塗ってマッサージしていました。
 お陰で妊娠線は全くできず!!!しかもお肌もすべすべ〜♡
 そして出産後は娘(全身、口には入らないように)にも使っています。
 娘には使い続けて3ヶ月になりますが、
 彼女の肌に合っているようでドクターにもお墨付きを頂きました。
 (赤ちゃんそれぞれの体質によるので使う時には必ず様子をみてください)
 
 
ー会陰マッサージ
 会陰が切れるのも切られるのも避けたかったので
 自分でできることをと思い、助産師さんに教えてもらったマッサージを
 35週から出産の40週まで毎日していました。
 オリーブオイル(アーモンドオイルなども良いようです)を指にたっぷりつけ
 指で会陰を後ろ(肛門の方向)に伸ばすように、約30回ストレッチ。
 時計の6時が肛門の方向だとすると、4時、6時、8時の方向に伸ばします。
 足を上げて行うとやりやすいですが、大きなお腹を抱えているので
 必ず安定している態勢で行ってください。
 結果、全く切れませんでした!!!助産師さんもドクターも驚いていました。
 会陰が切れるかどうかは赤ちゃんの出方、食事なども関連していますが、
 マッサージはしておいてよかったです。
   

ー基礎の筋肉を鍛えること(ピラティスなど)
 これはもっとやっておけばよかった〜!
 大きなお腹を支えるのにも、またそれをかばう為に姿勢が崩れることを防ぐにも
 腹筋や背筋など、それぞれの筋肉の均整が取れていれば
 快適に過ごせると思います。
 そして出産はどういう形にせよ、体力がいります。もちろんその後の育児も。
 そもそもエクササイズに頼らず、日常の全ての動き/活動が習慣になり
 それが自分の基礎を作り上げるのだと思うので
 日頃の気をつけ方なのでしょうね。。。
 これは私だけでなく主人にとってもやっておいて損はなかったものです。
 あらゆる場面で腰を曲げる時、抱っこする時、ベビーカーを押す時、など
 主人も今までになかった動きをする事が多いようです。

 
ーウォーキング
 妊娠前から歩くのは好きだったので
 1〜2時間くらいのウォーキングは常にしていました。
 妊娠してからは日課にして、そして荷物を持たないようにして歩きました。
 家から主人の会社まで歩いて30〜40分なので、朝一緒に歩いて会社まで行き
 私はそのまま帰るという感じ。
 ウォーキングは下半身の筋肉と関節を丈夫にして、安産にもつながります。
 38週の検診の時、娘の頭がかなり下に下がってたようで、
 「頭が確認できないと思ったら、すごく下がっている!
 これなら安産間違い無しね。」と、言われました。
 結果、骨盤が狭いからか回旋異常を起こしていて
 陣痛開始から30時間もかかりましたが(汗)、しっかり陣痛を伴いながらも
 赤ちゃんが時間をかけたいだけかけて健康に生まれ、
 私の回復もかなり早かったです。


ー呼吸
 朝と夜の静かな時間に深呼吸をしていました。
 難しい呼吸法だと頭でいちいち考えてしまうので、
 約5分、お腹の下の奥底からゆっくりはいてゆっくり吸う。 
 内蔵の奥がキレイに洗われて指の先まで新鮮な空気が届くように
 全身のチカラを抜いて、ただ深呼吸をしていました。
 30時間の陣痛の間、痛みを逃すのに、
 そして冷静を保つのにとても役に立ちました!
 
  


色々と書きましたが、また思いついたらご紹介させてください。




妊娠、出産、子育てを経験し、
マクロビオティックの基本をおさらいした気がします。
マクロビオティックは規則ではありません、だからこそ難しいこともあります。
ただきまりに従っている方がどれほど楽か。。。
人々が長年の経験から生み出した知恵、
身土不二、一物全体、医食同源などの基本を常に念頭に
そして自分の心身をみつめて、知る事を丁寧にして、
それから自分の命の心地よい方向に
食事やライフスタイルを作り上げていくことで
本来の快適なマクロビオティックライフが作り上げられるのだと思います。
素朴な疑問、直感を大切にしていきましょう!



そしてマクロビオティックは食べることや
本などに書いてある事項に従うことが「目的」ではありません。
食事は一つの「手段」です。目的はその先にあるものです。
病気の回復、赤ちゃんの心身の健康、仕事への活力、住み良い社会・環境の実現など
健康な身体で実現したいことがたくさんあるはずです。
ミクロなものに陥らず、常にマクロなビジョンを持って食事&ライフスタイルを
続けていきたいものです。



書いては中断し、その間に付け足したいことが増えたりして
なかなかアップできませんでしたが、、、
妊娠期のことはここまで。
出産や子育てのことはまた時間のある時に書きたいと思います!




妊娠、出産、子育ての記録2 


20150217000453c56.jpg





妊娠も出産も子育ても、まだ一度目の未熟者ですが
今、こうして健康で楽しく子育てができているのは
正にマクロビオティックの知恵のお陰だと強く思います!!!
一番近くで私と娘を見ている、マクロの理論にちょっと懐疑的な(笑)主人も
ひどく納得。
私の食べているものや体調、娘の様子を照らし合わせては
「食べ物の影響力って大きいね〜」と、よく言っています。



今回は妊娠のことについて、少し触れさせてください。
思い込みや机上の空論にならないよう、体験談を元に
経験したてほやほやのフレッシュな視点で書いていこうと思います!



妊娠が成立してから産まれるまで、赤ちゃんのお腹の中での成長は
人類の進化に似ていて、小さな魚類から両生類、はちゅう類、ほ乳類、
そして人へと進化を遂げるように育っていきます。
約30億年の生物の進化を約280日で遂げると考えるとしたら
胎児にとっての一日は1000万年以上に相当すると言われていて
それだけものすごいスピードで育っているんですよね。



特にはじめの三ヶ月はその勢いある変化に心身共に戸惑うことも。
私は一日中車酔いの様なつわりがあり、食欲が激減。。。
何をしても気持ち悪さはなくならず、とにかく横になって寝ていました。
気分も落ち込み気味で、様々な感情が湧いて心配も募るばかり。
できれば水さえも飲みたくない、何も食べなくて済むならそうしていたい、、、
という時もありました。
身体がしっかりアルカリ性になっている、または
バランスがとれているとつわりがない、と、
マクロの本に書かれていますが・・・私は酸性に傾いていたようです〜!



つわり中の食べ物は「食べられるものがあるなら何でも」と聞いたりもしましたが、
できれば私と赤ちゃんの身体に良いものを食べたい。
車酔いの時にも効く梅酢や梅干しの程よい酸味と塩気は受け入れられたので
それらで作ったおにぎりを毎朝用意しておいて
食べられる時に一口かじったり、
濃い味がダメだったので薄味にしたお味噌汁に青菜やワカメを入れて頂いたり、
リンゴや洋梨を温めたりしてよく食べていました。
水分は温かい麦茶やお白湯をよく飲んでいました。



陰陽で言うと、妊娠初期は身体が陽性になると言われていて
陽性色のものが食べにくくなるようですが、
私の場合もまさに当てはまっていて玄米よりも白米に雑穀のごはんやお素麺、
お味噌汁は薄味で軽いフレーバーの麦味噌で具材も葉ものや豆腐など軽めのもの、
しっかり火を通した野菜よりもさっと湯がいたもの、
そんなものを好んで食べていました。
私は極端に陰性のものを欲しがることはなかったのですが、
この時期にアイスクリームや生野菜などをたくさん食べたくなる気持ちも
よく分かりました。



妊娠初期は代謝がさかんになって
過去に摂取したものの排出が活発になると言われています。
それは身体だけでなく、精神的にも。
私の場合、つわりの時の日記を読み返してみると
小さい頃母と接した中で生まれた感情などが今更わき上がってきたようで
当時は言葉にならなかった気持ちを思い出したことがつづられていました。



私は特定の食べ物に対する欲求などはなく
つわりが治まった頃には2キロくらい体重が落ちていたものの
体調はよく、デトックスした後のようなすっきりした気分でした。



私は妊娠を考え始めてから実際妊娠するまで何年かあったのですが
その間は食事だけでなくライフスタイル全般的に
自分の心身のバランスをいい状態にするべく試行錯誤してきました。
妊娠云々の前にまず自分の身体を調えたかったのです。
というのも、マクロビオティックを知る前の私の身体は
今と比べるととてもアンバランスで不調がたくさんありました。。。



朝夜逆転したかのような不規則な生活、
エクササイズは気が向いた時だけ、
食事は選べないことが多く毎食後に甘いものがないと満足しないような身体でした。
流行の食事法やダイエットを短期間に試しては止めてみたりもしました。
イライラ、偏頭痛、妙なハイテンション、ひどく疲れてるのに眠れないなどの
症状は常にあって、調えるにも時間がかかりそうと思っていました。



妊娠を意識したマクロビオティックなライフスタイルをしていく中で
私が特に気をつけたこと、そしてやってよかったなと思う事の一つは
「身体が冷えないように」したこと。
冷えているということは血流が良くない、血流が良くないと
せっかくいいものを食べていてもその栄養も良い気も隅々まで巡りません。



冷えていると身体は生命の危機を感じて、
まず生命維持の中枢である心臓などの内蔵に血液が集中します。
妊娠という、自らの生命維持に関わりの薄い第二の仕事は後回し。
そうなると子宮や卵巣に良い血液が回ってきにくくなって
うまく機能しません。



妊娠してからも冷えているとつわりがひどくなったり、
足がむくんだり、つったり、お腹が張りやすくなったりします。
私の友人でいつも手が冷たくて冷えているのに薄着をしている子は
妊娠した時に足がひどくむくんでお腹もしょっちゅう張っていました。
冷えだけが原因ではないと思いますが、
その子は3回の流産を経験しています。



私は元々冷え性ではありませんでしたが、
動き回る接客業を辞めてパソコンに向かう仕事が増えてからは
冷えを感じることが多くなりました。
身体を温める根菜やスープ類をよくとる、冷たい飲み物はとらない、
しょうがなど循環をよくするものを薬味に使う、
ボディスクラブ、ウォーキング、深呼吸などをして体液のめぐりをよくする、
などなど、身体が冷えないよう根本的な工夫をしてきました。



大きい変化をもたらしたのは冷えの原因の一つ、「砂糖」を克服できたこと。
砂糖断ちに約5年かかりました。
まさに甘いワナ、砂糖の中毒性を身を以て体験しました!
そこまでして抜きたいと思ったのは、中毒になっている自分に気付いたから。
そしてそれによる二次的影響(もっと刺激的な食べ物への欲求、
粉や油分の摂取も増えて腸が不調になる、など)が
あちこちに出ていたからです。今振り返ると典型的な低血糖症だったな〜



でも、ここであえて言いたいのは、けして砂糖が「悪い食べ物」ではないのです!
マクロビオティックの理論を聞きかじった方は、そして自分も含めて
食べ物を「いい/悪い」で判断してしまうことがあります。
砂糖だけでなく、例えば「お肉は悪い」と決めつけてしまって食べている人を非難したり、
排除することで良い食をしているんだと思ってしまったり。
私がマクロを学び始めた当時は極端な理論を繰り広げる先生も多く、
また私も本に書いてある一方的な見解も鵜呑みにして
お肉や砂糖を悪者にし排除していたこともありました。
白米も一切食べず玄米や全粒のものだけを食べて、それが苦しい時もありました。



そして学びを深めると共に身体で感じていった結果
徐々にどんな食べ物でもその量と(時には一口が最適の量のこともある)
質とタイミングを考慮して、さらに日常の活動も考慮して
バランスを取ることが以前よりうまくなってきた気がします。



そう、バランスなのです。
玄米も大量に食べては身体に悪い影響を及ぼす場合もありますし、
質の良いお肉を適量食べることで良い栄養をもらうこともあります。
一人一人にとってそれぞれの食べ物の適切な量や質は違うのです。
やみくもに排除食をするのではなく
常に心身の状態やお便りを見て、対応していくことが大切ですね。



少し話しがそれてしまいましたが、、、
つわりが終わってから出産までは気分も体調もよく、
まさに幸せいっぱいの妊娠生活でした。
それは私の内側から感じるものだけでなく、
社会からも有り難い祝福を得られたからだと思います。
外出時に周りの人が気付いてくれた時には
「おめでとう!何週間?」「性別はどっち?」
「初めての子?楽しみね〜♪」と会話が弾み、よく話しかけられました。



スーパーの冷凍食品売り場ではおじいちゃんが「触ってもいい?」と
私のお腹に手を当てて「冷えないようにしないとね」と、ウィンクして
いったり、郵便局では私のために4歳の女の子が重いドアを支えてくれたり、
混み合ったレストランでお手洗いに立った時には
ウェイターの方が私が通る通路をささっと開けてくれて
車いす用の広いお化粧室へ案内してくれたりしました。
電車に乗った時には、お父さんと一緒に座っていた男の子が
「ほら、妊婦さんが乗ってきたのに気付いた?
赤ちゃんがお腹にいるんだよ。」と、お父さんに言われて、さっと席を立ち
私に席を譲ってくれました。



赤ちゃんを大事に思う人間の一面に、
毎日のようにはっとさせられ感動したものでした。



多様な人種が住む忙しい街、ロンドン。
難しい顔をして歩いている人も多いし、冷たい人もいるけど
一歩踏み込むと妊婦、高齢者、赤ちゃんなど
ヘルプが必要な人に対して優しさを表現してくれる。
そんな場面に出会う度に、
私もそういう事ができる人間でありたいなと強く思いました。



またよくまとまらなくなってしまいましたが(汗)、、、
妊娠期のこと、次回に続きます〜!