スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

支援のかたち 

 IMG_2290.jpg
写真:ケニアのキベラ地区、子供とお父さん
    動物の骨を利用してアクセサリーを作っている工房






外国をしていると必ずと言っていいほど「貧困」に出会います。
昨年の世界一周旅行では
貧困を肌で感じた経験がいくつかありました。




その中でも悲惨さを通りこして「なんでこんなことになるんだ!」と
怒りのようなものを感じた経験はケニアのスラム街:キベラに行った時でした。
(ここに行った時の様子はケニア編で書きます)




アフリカで2番目に大きなスラム街での問題は山積みです。

 居住者の60%がHIVに感染していること、
 家庭の人間関係問題、
 ゴミが散乱し衛生状態が非常に悪いこと、
 政府と市民の関係が健全でないこと、


・・・
私達が泊まっていた宿はオーストラリア人が経営をしていましたが、
キベラ地区の活性化を図る若者に毎月いくらかの経済支援をしていました。




宿で仲良くなったスコットランド人の女性はよくキベラに来ているらしく
主に女性達の自立を支えるボランティア活動をしている方でした。
来る時のスーツケースは
 
 「生理用ナプキンとコンドームでいっぱい!」

と言って笑っていました。





あとで判明したのですが、彼女は著名人:Kate Copstickという方でした。
彼女は周りをあっという間に巻き込む雰囲気と強い意志があって
主人の広告代理店という仕事を
 
 「大量生産を促して貧困を生む仕事だ!恐ろしい!」

と、大声で顔を歪めながら言い放って痛烈に批判しつつ
苦笑いして言い訳している彼をみて、フォローしながら最後は皆から笑いを
とるところがプロを感じさせました。




このように外国からボランティアで来ている人はケニアだけに限らず、
いわゆる発展途上国ばかり旅をしていた私達は
様々な地域で出会いました。




旅が進んでいくにつれ、自分達もわずかでも遠回りでもいいから
社会をよくする為の行動をしなければならないと強く思うようになり、
日本でも天変地異が起こった時にわずかな募金くらいしか
行動できなかった自分に歯がゆさを感じるようになっていました。




見た者、知った者としての責任や宿命のようなものが芽生え、
少しでも余裕があるなら日々の生活・仕事が当たり前に流れていく中に
社会への恩返しのような意志と行動を組み込んでいかなきゃと思ったのです。





帰国した直後は鼻息荒くしていたのですが、
 
 現場に頻繁に行けないとなると誰に・どのように依頼すればいいのか?
 自分の「支援したい」というエゴを押し付けるような形にならないか?

などの不安と思案事項がうまれて、
「案ずるよりうむが易し」でなく「石橋を叩いて渡る」
状態になっていったのでした。





グアテマラに住む義父母、またペルーで働く子供達を支える活動
しているYさんから支援活動の話を聞いたことがあります。





大きな組織を作って外国から人をたくさん送り込む、
優れた外国の技術で何かを作る、
物資を持ってくる、
お金を寄付する、

・・・



支援を受ける側の現状を知っている義父母やYさんが語る実態は、
こういった一般的な支援の形が
やり方によっては必ずしも良い結果を生み出さないこともあるし、
その地域の発展を持続して助けることにならないと教えてくださいました。





Yさんが話してくださった内容が印象的です。


 「ペルーの貧民街にはサンタクロースがいっぱい来ます。
  モノやお金をばらまかれれば、それを断る人は誰もいない。
  もらうことに慣れてしまうと、外部からの援助に頼ってしまって
  自己努力や返還することを忘れてしまう。

  寄付や支援は、する側の自己満足で終らせることなく
  現場の政経・生活・環境・社会などを包括的に考えて
  お金やモノを上手く活用し現地の人の自立を助けることが大切。」





また、こんな興味深い話も聞かせてくださいました。

 「一緒に活動している夫婦は日本で福祉の勉強をしてきたのですが、
  彼らがスラム街に住もうとした時
  土地を借りるのも土をならすのも家を建てるのも、
  全部現地の人たちに助けてもらったそうです。
   
  これから支援をしようとしている側が、逆に助けられたんです。」



色々な話を聞いて
支援をするということは何かを考えさせられました。





私たちは自分達の目で見た場所の人たちに
現実的にできることで、
続けられることで、
知恵やアイデアを得意分野で出し合いながら、
支援が自己満足なかたちにならないように
考えていきたいと思っています。




今は現地の方々と相談させてもらっている状況ですが
意志が行動になり、動いていく何かを感じ
ケニアで怒りを感じた自分が少し癒された気がします。




*いつもながら、言葉足らず・経験不足をお許しください



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://maquicita.blog70.fc2.com/tb.php/425-d688a1ae

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。