Passover(過ぎ越しの祭り)その1 

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写真:ノアの家族、セデルの象徴的な食べ物、ハガダとマッツァ






ハイテク国家のイスラエルなはずなのに
アパートのWIFIが壊れていて、全く記事をアップできていませんでした・・・
ブログに訪れてくださったみなさま、ごめんなさい&いつもありがとうございます!
アパート以外のネット環境は非常にいいです。さすがです。
特にテルアビブではどのカフェ&レストランに行っても
ほとんど無料でネットがつながります。





さて、イスラエルは今「パスオーバー」というお祭り期間に入っています。
これはユダヤ教3大祭りの一つで、エジプトから脱出したことを祝うものです。
主人のチームメンバーの一人がノアという以前の記事でも紹介したイスラエル人で、
彼女がチーム(プラス私)を家に招待してくれたので
ノアのおうちで一緒にお祝いをすることになりました♪



パスオーバーにはかなりたくさんの決まりがあるんですって。
私達はユダヤ教ではないので必ずしも実践しなくていいのですが
イスラエルの普通の家庭にお呼ばれして、しかもこんな貴重な時期なので
チームメンバー全員でパスオーバーにどっぷり浸ってみることにしました。




男性は「キッパー」または「ヤマカ」と呼ばれる帽子をかぶります。
生後2ヶ月の赤ちゃんも被ってて可愛かった~♪

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そして大きな決まりが、主食。
パンやパスタは禁止でマッツァというイーストを入れないパン(?)を食べます。
パンというよりもチーズを乗せて食べるクラッカーみたいなものです。
これはその昔、大急ぎでエジプトを脱出しなければならなかった為
イーストを入れて発酵するのを待つ時間がなかったことを忘れないためなんですって。
パスオーバーの一週間、小麦製品は一切口にしない人もいます。



パスオーバーが始まる前には、家中のパン類や小麦製品を処分するらしいのですが、
ノア曰く「このマッツァも小麦製品なの。やっていることは矛盾してるけど
とにかく主旨はエジプト脱出の時の貧相な食事を忘れないこと。」だそうです。
そういえば、自然食品店にはスペルト小麦のマッツァが売っていました。
(アレルギー用?敬虔なユダヤ教徒用?)



パスオーバー最初の夜と次の日の夜は「セデル」と呼ばれ、
家族全員集まりゲストを招待して大きな夕食会となります。
ノアのおうちにも12人の家族&ゲストが集まりました。
ノア家族はみんなリベラルのですが、このセデルは伝統にのっとって行うのがノア家。
「今のうちに少しつまんでおくといいよ。でないとお腹が空くから。」
「来年は私達の家に来なさい。すぐに食事にありつけるわよ。」
と、みんなに奇妙なことを言われて食事が始まりました。



まずはノアパパが全員に本を配り始めました。
これは「ハガダ」と呼ばれ、これを読み&聞きつつ
それにまつわる食べ物を食べ、次には歌い、
決まった順序に従ってディナーは進んでいきます。
ノアママにしっかりお料理のことも聞いてきました!



上の写真にある象徴的な食べ物をの説明を聞きつつ食べるのですが
例えば「レタス(野菜)」は当時の習慣と同じように塩水に浸して食べます。
私達も塩水に浸していただきました。

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「セロリの葉(苦い葉)」と「ホースラディッシュ」は
エジプトでの奴隷としての苦難を象徴しています。
ノアママ曰く「ホースラディッシュだけじゃ食べにくいからビーツと混ぜるのが一般的」
だそうで、材料はすりおろした西洋ワサビ、茹でてすりおろしたビーツ、塩。
シンプルな材料で色もキレイで美味しくって、気に入りました♪

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これは「りんごとクルミを混ぜたもの」で、奴隷のときに作らされたレンガを
象徴しています。
これも美味しかった~!砂糖は一切加えず、
りんご、りんごジュース、デーツ、クルミ、アーモンドをペースト状にしています。
マッツァにつけて♪

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そしてゆで卵は「神への捧げ物」、
ローストした骨は「神の強い手」を象徴しているそうです。
ノア一家は3代続くベジタリアンで、肉類・魚介類を一切食べません。
なので骨は西洋わさびでをローストしたもので代用しています。



読んでは食べ、歌っては食べ、食べてはまたハガダに戻ります。
私達に渡されたハガダは英語も書いてあるので、私達も一人ずつ朗読。
みんなでユダヤの教えを学びます。

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ゲストが「えー!まだ読むの~?ほとんどのうちでは端折ってしまうけどね。」
と嫌味を言うのが分かりました。
いやはや、長い!6時半に始まったディナーは10時まで続きました。
ゲストの嫌味も笑い飛ばし「途中でやめたらデザート抜きだぞ!」というノアパパの一言で
みんな健気に再度ハガダに戻ります。



この象徴的な食事の他にもたくさんのご馳走が並びました。
ノアママはベジ料理で育ち、ベジ料理を作り続けてきたのでとっても上手!
・パプリカにトマトソース、トマト、フェンネルを詰めたオーブン焼き
・ナスをくり抜いて、へーゼルナッツ、マッシュルーム、
 玉ねぎ、ナス、ハーブ類、を詰めたもの。
・ポテトとサラダ
・サツマイモ、グリーンピース、玉ねぎを豆乳ソースで混ぜて焼いたもの
・マッツァボールスープ

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私が「乳製品が苦手」と、以前にノアに言ったことがあったのですが、
それを考慮してかほとんどの料理をビーガンで作ってくれました!
イスラエルは何かと乳製品が入る料理が多いので、私は大感激!!!
オーブン料理が多かったのですが、それぞれの野菜の味が引き出されつつ
しっかりした料理だったので、ベジでない人にも大好評でみんな大満足♪



食べすぎとチンプンカンプンのヘブライ語がいい感じで子守唄になり、
途中ものすごく眠くなりましたが
ノアママとノアパパがご丁寧にも隣で文章を追ってハガダの説明をしてくれたので
眠らずにデザートまでありつけました♪



デザートも4種類!チョコムースケーキ、ブラウニー、アーモンドケーキ、いちご。
デザートにいたるまで基本的に小麦粉を使わないそうです。
どこまで実践するかは人によりますが、
この小麦なし(マッツァはOK)の生活はこの日から一週間続きます。
こうしてユダヤの人々は当時の苦難とその後の自由の喜びを味わうのだそう。



大きなお祭りは時として商業的になり、本来の意味を失いがち。
でもイスラエルで経験したパスオーバーは
お祭りだからと言ってテルアビブの街は大げさに着飾ることなく、
久々に集う家族やゲストがそれぞれにあげたいものを買い、
ふさわしい食べ物を買い物する為に込み合っている感じでした。



そのイベントを本当に大切に行っている家庭にお邪魔でき
貴重な経験ができたことが嬉かったです。



日本を旅行して日本が大好きになったパパとイギリス生まれ育ちの優しくレディなママ、
温かくて笑顔があって愛に溢れているノア家、
セデルの大切な夜にご招待してくださってありがとうございました!!!

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コメント

ペッサ

こんにちは!
ご無沙汰しています
イギリスでの暮らし満喫しているようですね!
私はベルギーで暮らしています、
2009にお会いしてレベルを勉強しに行くと日本を出てからずっとこちらです。
私もユダヤ人とハウスシェアしているのでペッサのことは彼女から聞いてました。たくさんのしきたりや毎週の
シャバーン話などいつもしてくれます。
また良い体験ができてよかったですね、素敵です♪

まあささん

コメントありがとうございます!

こちらこそご無沙汰しております!!
ベルギーにいらっしゃるんですね~
各国のお仲間と共にお元気な様子が目に浮かびます♪

きっとそちらも晴れの日が多くなって素晴らしい春を過ごされていることと思います。
イギリスに来られることがありましたらぜひぜひ連絡してくださいね。

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