キューバの環境革命 

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ハバナの中心地にて、あちこちにいるゲバラの顔





今、ケンブリッジではケンブリッジ大学が主催する
「Festival of Ideas」というイベントが行われています。






約10日間に芸術、人文学、社会科学などの分野において
150以上にもおよぶ講演が繰広げられているのです。
しかもほとんどが無料で参加できます!
学生だけでなく、大人だけでなく、
子供も楽しめるワークショップなどもたくさんあるんですよ。
さすがだな~ケンブリッジ。




プログラムの一部はこんな感じ
「クリスマスの色は誰が決めたのか?」
「ワークショップ:お花のヘアアクセサリーを作ろう!」
「感情が表われる顔について」
「学校でのバイリンガル教育について」
・・・この他にも経済のこと、歴史のこと、音楽鑑賞など様々。
それぞれの講演にはその道の教授やプロが来ていて深い話が聞けます。
平日は夜の講演が多いので、仕事終わりに参加できるようになっています。
私達も興味のある講演を見つけては参加しています。




先日行ってきたのは「キューバの環境革命を祝して」という題名の講演。
6年前にキューバを訪れて以来、私の大好きな場所のひとつになったキューバ。
その時も大きくなり始めた有機農業の実態が知りたくて
ハバナ郊外の農園まで行ってみたりしました。
あれから6年、あの時よりもさらに世界的な高い評価を受けるほどの有機国家になって
なんだかとっても嬉しい~!!!



キューバに関して以前も記事を書いたので重複するところもあるかもしれませんが、
今回聞いた現状も合わせてお伝えできればと思っています。
今回の講演者は1998年に始まったCuba Organic Support GroupのWendyさん。
講演はそもそもなぜキューバが国をあげて有機農業を始めたのか?
というところから始まりました。
発端は1989年の冷戦終結後、ソ連が崩壊してキューバへの援助がなくなった時。
それまでは輸入の70%をソ連、その他を東欧諸国に頼っていたのです。
輸入品の多くは作物を育てる為の化学肥料や農薬、生活必需品。
また、エネルギーの64%は輸入石油に頼っていました。




それが全部なくなったのですから、大変!
当時は進んでいたキューバの農業技術、農薬や化学肥料を使い
トラクターなどの機械でもって農業をしていましたが
農薬も化学肥料もトラクターを動かす燃料もない・・・
当時のキューバの食糧自給率は約40%(今の日本とほぼ同じ)、
何はともあれベースになる人間の燃料、食べ物を確保すべくキューバが立ち上がりました。




食べ物が入ってこないなら自分達で作ればいい、
化学肥料がないならミミズを使えばいい、
トラクターがないなら馬や牛を使えばいい、
そうやって都市部の空き地が畑に変わり、人々が農業を始めました。




農業革命以前は減少しつつあった豆類、トウモロコシ、トマト、米など
の野菜や穀物の消費も今は上がったようです。
各地で開かれているファーマーズマーケットでは
販売しているそれぞれの野菜の栄養素が書かれた表があって、
その他にも家庭療法に使えるフルーツの一覧表もあるらしいです!
ノニが高血圧にいい、と説明している農家おじさんの写真がスライドに出てきたのですが
なんだか誇らしげでした。
すばらしい~♪




季節によってたくさん取れる収農作物は
ジャムや漬物にして保存、それを瓶詰めにして販売することも始めたようです。
これがヒットしているらしい。
エネルギーも石油から太陽光を利用したものが増えてきて
ソーラーオーブンなるものもあるそうな。



エネルギーと言えば、とうもろこしや大豆から作るバイオ燃料について、
人の燃料が足りない中、車の燃料に食糧をまわす馬鹿馬鹿しさを風刺して
車に豆を放り込んでいる絵の看板があるらしいです。
キューバにはいたるところに革命のメッセージが書かれた看板が立っているのですが
それと同じように政府が作ったエコなメッセージが書かれた看板も増えているようです。




こういった農業・環境革命後、
徐々に人々の考え方や態度も変わってきたと言います。
会場に来ていたキューバの写真家、
アレハンドロさんが言っていた言葉が印象的でした。

 「みんな携帯電話もテレビもDVDも持っているのに、
  また同じようなものを買おうとしてる。
  そうやって新しいものを追いかけることを幸せだと思っている人が多い。
  私達は資本主義が行き過ぎることに対して、戦っています。
  キューバ人はカストロにただついてきたのではなく、
  いつもそれぞれが考えています。
  悪いことは何か、いいことは何か。
  キューバでは健康が一番のプライオリティなのです。」



そう言って、澄んだ緑色の目を緩ませて笑っていました。




もちろんキューバでも健康上の問題もありますが、
それでも他の国や地域が学べることはたくさんあるはず。
満席の会場ではたくさんの質問が飛んで活気付いていました。
久々に触れたキューバ、アレハンドロさんの写真を見て
また行きたくなった~!!
↓アレハンドロさんと写真
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