馬肉スキャンダル〜加工品の材料とは〜 

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年明けからイギリスでは毎日のようにニュースで取り上げられていた
「Horse Meat」、以下は主にBBCのニュースから得た情報をご紹介しますね。




事の発端は、1月中旬にアイルランドの食品安全当局がイギリスの
スーパーマーケットで販売されているビーフバーガー用のパテから
馬のDNAを発見したこと。
その後、芋づる式に牛肉だけのはずの食品から馬のDNAが見つかり、
ビーフ100%の冷凍ラザニアが馬肉100%だった!という驚きの食品も出てきました。



先日、ランカスター市内にある学校給食を調査したところ、
47の学校の給食で「牛肉」と表示されているのに
馬肉が含まれた食品が発見されたようです。
学校関係者話では「しばらく牛ひき肉を使ったメニューを外す」とのこと。
子供達も「牛肉じゃないと知ってたら食べなかったのに、何を食べたらいい?」と、
不信感が募っていることを訴えていました。




アイルランドとイングランドにある刑務所向けの牛肉食品からは
馬だけでなく豚肉のDNAも発見されました。
いくつかの宗教では豚肉を食することを禁じていることもあり、
アイルランドのイスラム教リーダーは
「イスラム教信者が、禁止されている豚肉を食べるというのは
ドラッグをやってしまうのと同等だ。」と言って
怒りをあらわにしていました。




この事件を機に、これら加工食品の流通が見えてきました。
上の地図は馬肉入りの肉がイギリスに入ってくるまでの経路図です。
これがとてもややこしい!!!
とにかく馬肉はルーマニアから来ているらしく、それを馬の肉と知ってか知らずか
キプロス島のある業者が買い取り、
また馬の肉だと知ってか知らずかフランスの工場で加工食品となり、
ルクセンブルクの流通業者に売ってイギリスに入ってきたようです。



今ではイギリスだけでなく、フランス、スウェーデン、ルーマニア、
ドイツでも、馬肉が入っていないはずの商品に
馬肉が混入していた事実が発覚しています。
こんなにも多くの国に蔓延し、人々が牛肉だと思って食べているということは
相当味が似ているんでしょうね。
はたまた他の材料やスパイスやら添加物などを加えて分からなくしているのか?




流通が国をまたぎ、いくつもの仲介業者を挟み、食品も旅をしているのに
馬肉が見つかった商品に共通しているのは何と言っても「価格が安い」!
ヨーロッパでは馬の肉は牛肉に比べて安く、それでいて味も劣らないのだそう。
それを悪用した業者が馬肉に牛肉というラベルを張って出荷したのでしょう。
イギリスの警察は食品加工会社などの関係者を3人逮捕しています。




動物そのもの、または体毛がついていたりすれば何の肉なのか分かりますが
ミンチになってしまうと見分けがつきません。
相当な臭みがなければ他の肉と混ぜても分からないし、
その上多様な素材を混ぜ合わせ、様々な料理の一部となって加熱されたら
アレルギーで反応でも出ない限り判別は難しいと思います。
これは肉に限らず、野菜だって、穀物だって、ミンチや粉々になったら
何が混ざっているのがシロウトには分からない。




全ての食品加工会社が正確に材料名を記載していると信じたいところですが、
そうはいかないのが現状です。
安さを求める消費者と、それに応えて競争に勝ち儲けを求める業者。
その商品に嘘がないか、という基本的なことを忘れ約束を守れなくなったのは
とても残念で仕方ありません。。。




とあるスーパーマーケットチェーンの役員はインタビューで
「少しの馬肉混入で騒がないで欲しい。大部分はビーフなんだから。
全ての商品をチェックすることは不可能だ。」と言っていました。
この開き直りには驚きでした。




私は加工食品を買う時には材料名と産地と賞味期限は必ず見ます。
なので買い物にも時間がかかりますが。。。
ヘルシーフードもいわゆるジャンクフードも買いますが、
どんな材料でそれらが作られているのかに興味がありますし、
その商品を買うことはその企業を応援することになり
はたまた小さいけれど経済参加でもあると思うのです。
でも大切な判断基準の表示に嘘があるのが当たり前になってしまったら、
中身を食べて自分で判断するしかないのかなー。





せめて商品のラベルと中身を一致させて!!!と願うのは私だけではないはず。
この話題、次回にも続きます!





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