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食を通して世界を知ろう!~Cuba~ 



写真:キューバの小さな町・トリニダーにて



ラテンアメリカのレッスン、恵比寿のメキシカンクラスも無事に終了しました。

いらしてくださった沢山の方々、本当にありがとうございました!

レッスンは終りましたが、前回のペルーに引き続き「食を通して世界を見る」という視点で、今回はCUBA編を書いてみようと思います。

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       ・・・・・・・・・・・・・・・

ラテンアメリカに興味を持ち始めてから、キューバはずっと行きたいと思っていた国でした。
チェ・ゲバラが好き!というのも大きな理由です(笑)。

キューバ共和国(República de Cuba)・・・首都はハバナ(La Habana)。人口約110万人。面積は日本の本州の約半分。主な産業は「砂糖」「たばこ」「観光」など・・・。


夜の飛行機から見たキューバの第一印象は「真っ暗の大地」と一つ一つの明かりの「明るさ」でした。街灯はほとんどなく、建物の必要な明かりだけが灯されていました。

東京の夜がいかに明るいか(それは本当に必要な電気なのか?!)再認識しました。

空港にて。人々が自分の荷物がベルトに乗って回ってくるまで待つ風景は良く見ますが、キューバでは独特の雰囲気を感じました。

人々はところ構わずタバコや葉巻を吸っています。荷物を待っている間もスパスパ。

そしてすぐ近くの国であり、世界どこに行っても見かけるアメリカ人の姿は見渡す限り全く見られません(アメリカとキューバは正式な国交がありません)。

 今までとは一味違う旅になりそうと、期待と少しの不安を抱きつつ、初めての土地を少しずつ把握しようとしていました。

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       ・・・・・・・・・・・・・・・



  さてさて、キューバの食事情!!
  あらゆる面から見ていこうと思います

キューバは砂糖きびの生産が主な産業です。
キューバと言って思い出すものが「ラム酒」などという方も多いかと思いますが、ラム酒の原料は砂糖きびです。

キューバ革命以前のキューバ経済はサトウキビの単一栽培が行われていて、国民総生産の約25%が砂糖の生産、総輸出額の80%も砂糖が占めていました。
当時、砂糖生産の60%以上がアメリカ資本に依存しいました。
砂糖は輸出量の3/4がアメリカに輸出されていたのです。
1902年にスペインから独立したと言っても、それは同時にアメリカによる支配が始まったと言うことができます。。。

革命以後、カストロ議長は農地改革と土地国有化を勧めて計画経済をしてきました。

あらゆる経済危機と国際情勢の変化によって、キューバは食料危機に陥ることもありました。

現在、農業分野においては砂糖生産依存から脱けだそうと、有機・無農薬農業(organoponicos)へ力を入れ始めたのです。
こういった農業政策や観光に力を入れ始めたことなどにより、キューバは長年の経済沈滞から少しずつ抜け出してきました。

有機農業の増大によって、最近では日本の生協などとの農産物取り引きも行なわれるようになっているそうです。

 キューバの経済状態が不安定→他国との輸出入がうまくいかない→農産物だけでなく、農薬や化学肥料も入ってこない→・・・

  だったらキューバは自給自足を目指そう!
  
  しかも農薬や化学肥料に頼らない・健康にも良い無農薬&有機栽培の農産物を作ろう!有機農業によって国民に安全安心なものを提供し、健康も自然も守れるのなら願ったり叶ったり♪



・・・という考えのようです。


素敵なシンプル発想だと思いませんか(笑)。


私はこういうラテンの明るい前向きな発想が大好きです。

キューバ人は素直に明るい!というのが私の印象です。

そしてすぐに怒ったりしないのです。
もちろん人によります。程度の大きさにもよります。

でも他の国の人と比べたりキレる人が多くなったといわれている日本人に比べると、すぐに怒ることなく、人との触れあいを楽しんでいるように見えます。

青い空に燦々と笑っている太陽、サルサのリズム、そして家族が笑っていたらそれだけでハッピー♪

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そこにラムや葉巻があったら、もっともっとゴキゲン!

幸せと感じることに「モノ」は必要ないんだなという印象を強く受けました。
壁が壊れていたり窓がないような家はたくさんありますが、毎晩のように家族が集まって笑顔でサルサを踊っているのが通りから見えます。

 家族をとても大切にし、家族それぞれが大切にする人たちも大切な仲間。

ハバナでお世話になったセルヒヨのCASAを出てトリニダーに行く時、まだ宿が決まっておらず困っていたら
「トリニダーには叔父さんがいるからそこのCASAに泊まると良いよ」
と紹介してくれました。
トリニダーで迎えてくれたセルヒヨの叔父さん。でも彼の家はすでに先約がいたのです。なので叔父さんは自分の息子を連れてきてくれていて、息子さんの家に泊まれることになったのでした。

鮮やかな連携プレー。そしてその優しさに心が温かくなりました。

キューバ人の印象でもう一つ感じたのが、人なつっこいこと。

初めは裏があるのではとかなり注意していました。セルヒヨの家族もそうでしたが、やたらと構ってくれるのです。

道を歩いていても
「日本人?」
「どこか探しているの?」
「こんにちはー! ありがとー! さよならー!」(知っている日本語を並べる)
と、話かけてきます。

いつもの旅のパターンだと、“チップを狙っているかだまそうとしているか・・・そんなところでしょう。。。”と思ったので、あまり関わりを持たないようにしていました。

でも、道に迷った時に本当に親身になって助けてくれたり、宿のこと一つとっても温かいおもてなしをしてくれました。
「チップやモノ」といった見返りを期待してのことではなく、そこにはホスピタリティーを感じました。

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       ・・・・・・・・・・・・・・・


  次はキューバの家庭を見ていきましょう。
  
 スペイン語が話せる友人を頼りに、現地の人々に色々な話を聞いてみました。

現地ではホテルではなく、一般家庭に泊まりました。「CASA」と言う制度で、一般家庭がルームシェアのように部屋を貸してくれます。食事も希望によって作ってくれますし、空港への送り迎えをしてくれるところもあります。

値段はあってないようなもの・・・全て交渉次第(笑)。何泊するかにもよります。
ちなみに私は食事込みで泊まった際、「Veganだから肉も卵もミルクもいらないよ」と言ったら少し安くなりました♪

キューバは社会主義の国です。
配給制度があり、食料や生活必需品が支給されます。
人々は配給手帳を持って配給所に行き、米や豆、肉、卵、パン、塩などをもらうのです。
配給だけでは足りないので、人々は仕事をすることで得たお金でプラスアルファの食料を買っていました。

CASAの主人、陽気なセルヒヨに頼んで配給手帳を見せてもらいました。
食べ物一つ一つの項目には数や量が書いてあって、子供の数や年齢によってパンの数や肉の数も上下します。

配給のお米は白米です。玄米も販売されているようですが、高いそうです。

前述したように、経済援助が減ったせいで農薬などがキューバに入ってこないため無農薬野菜は当たり前なのですが、野菜をたくさん食べているかというとそうでもないのです。。。

問題は
 
 ・野菜を作っている農家があまり多くない
 ・「教育」が行き届いていない

と、言っていました。
農家より、需要が多くなって観光客も好きそうな豚・鳥などの畜産業を営むところが増え、野菜を作る農家が少ないのだそうです。

教育という点ではまだまだ改善が必要ですが、影響力のある国家元首・カストロ議長の発言や行動で少し思考が変わってきている人もいるのではと思いました。

というのも、カストロ議長は自身の健康を考えて長年吸っていた葉巻をやめました。また、

 「肉や脂肪分が多いものは健康を害する」

と演説で言ったとか言わないとか、、、病気になってからはベジタリアンのような食生活をしているそうです。

カストロ議長のチカラは非常に大きく、国民は彼の言動や動きに敏感です。

何十年も前に、彼の演説で

 「圧力鍋はとても便利。野菜の栄養を丸ごと取れる。短時間に調理が出来て光熱費の節約にもなる。」

と言って、圧力鍋を安い値段で国民に提供したそうです。

古いものは20世紀初めから使われているんです!!
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↑親子3代で使っているもの。

圧力鍋は一般家庭にはほとんどある、とてもポピュラーなもの。
ごはん、豆、肉、・・・なんでも圧力鍋で調理するのです。
電気圧力鍋もありました。


 次は外食!

ハバナにはいくつかベジタリアンレストランがあります。
車で30分くらい郊外に行くと広大な敷地の国立公園の中にあるベジタリアンのガーデンレストランもあります。

ハバナにあるのビュッフェスタイルのベジタリアンレストランには、大豆たんぱくで作られたお肉もどきのお料理もありました!
約600円くらいで食べ放題です。
茄子に大豆たんぱくのミンチを詰めて焼いてあったり、豆とジャガイモでコロッケを作ったり、創意工夫が見られて予想以上のお料理に嬉しい驚きを感じました!!

あまりポピュラーではないようですが、観光客向けではなくキューバの人向けに作られた店だそうです。

店員さんに「Macrobiotics(スペイン語ではMacrobiotico)」のという言葉を知っているか聞いてみましたが、知らないとのこと。違うキューバ人にも聞いてみましたがやはり知らない・・・ベジタリアンやビーガンという言葉は知っていてもマクロはポピュラーではないようです。


 その他、食事全体を通して感じたこと・学んだこと
   ・辛いものはほとんどない(だからすぐに怒る人も少ないのかな~?!)
   ・化学調味料は高い
   ・ハバナ(首都)は外国からの物資や影響が強いので、油や調味料には化学的な要素が入っている
   ・米は中国からの寄付がある
   ・野菜の配給はない
   
       ・・・・・・・・・・・・・・・


キューバの歴史は他のカリブの島々がそうであったように、侵略や征服を長年経験しています。

植民地化された土地で人々がどのように立ち上がり、今を生きているかは様々ですが、キューバにも血が流れた歴史があるのです。

人々が手を取り合い、右往左往しながら築いてきたキューバという国。

不平等をなくし、人々の最低限の生活を保障するという社会主義が築かれた背景には、キューバの人が深いところで持っている明るさと人なつっこさとサービス精神などが関係しているのではないかと思いました。



 キューバ、もう一度行きたいです!!

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 *革命家「チェ・ゲバラ」
  “マクロ”で“小さな”革命をおこしていきたいものです。

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  • [2007/08/09 15:04]
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